[著者] アーサー・ラッカム：絵　アーサー・ラッカム：絵　岸田理生：訳
[出版社] 新書館
[発行年] 1980年初版発行
[状態] B
[コメント] 水の妖精ウンディーネが、若い騎士と出会い、恋におち結婚するが、別れてふたたび水の底に帰っていくという悲しい恋物語。装幀：宇野亜喜良
目次
ウンディーネに寄せる愛に満ちた眼差し　原作者フーケーについて
第1章　
森から来た騎士
十五年になる昔　少女は湖から来た

第2章
ウンディーネは離れ小島に
騎士は森の怪異を話した
苫屋での日々は蜜月のように
司祭の訪れは若夫婦を誕生させた
少女は言う。「魂は重い荷物」と
わたしは水の娘、父は水界の王

第3章
花嫁のあとを水の影がつける
ここにひとり　帰還を喜ばぬ少女がいた
聖名の記念日に起こったこと
リングシュテッテンの城に到着したこと
泉に蓋をして水の魔を防ぐ
黒谷では怪異がひき起こされた

第4章
三人はドラウ下りへ出かけた
夢枕に立つウンディーネの哀しみ
騎士は水庭の国を夢に見た
泉は今も彼の地に残る
「あの人を涙で殺しました」

アーサー・ラッカムのこと　宇野亜喜良

サイズ：24.8×19.2cm　ハードカバー　111ページ