[著者] 谷直樹
[出版社] 思文閣出版
[発行年] 1992年
[状態] B　ジャケット付
[コメント] 江戸時代前期における中井家六ヵ国大工支配を多角的に分析し、中井家大工支配の初期形態から支配の確立・変容をたどる一書。
目次
序章　近世建築と中井家大工支配
第一章　中井家大工支配の成立過程
中井家大工支配の初期形態
慶長末・元和期における中井家大工支配
寛永期における中井家配下の大工構成
六ヵ国大工支配と大工組

第二章　農村大工の大工役と諸役免除
織豊期における大工役と諸役免除
慶長・元和期における大工役と諸役免除
寛永十二年高役赦免と農村大工支配
高役赦免のその後の展開

第三章　公儀作事における中井家の職務と財政構造
江戸初期における中井家の作事業務と財政
中井家作事業務の変容と財政
中井家作事業務の公費負担と中井役所の成立

第四章　中井家支配下の棟梁衆および家中の変遷
棟梁衆の構成と職務
杣大鋸木挽頭の構成と職務
中井家家中の構成と職務
中井役所の成立と棟梁衆の再編成

第五章　中井家六ヵ国大工支配の整備と再編成
作事法度と大工統制
大工組構成員の変化と中井家の対応
中井家による大工組支配の整備
大工組の再編成

結章　中井家大工支配の成立と展開
索引（人名・事項・大工組）

サイズ：21.7×15.7cm　ハードカバー　354ページ