[編集] 野田麻美
[出版社] 静岡県立美術館
[発行年] 2017年
[状態] B
[コメント] 江戸絵画において重要なジャンルを形成した〈庭園画〉の成立と展開を、江戸時代初期から幕末に至る絵画作品によって紹介した展覧会の図録
目次
美しき庭園画の世界へのいざない　江戸絵画史における<庭園画>の消長と史的位置　野田麻実
図版
序章　中国の庭園画　園林文化の成熟
コラム　庭園の記録　蓑樹筆「小倉山房図巻」植松瑞希
第1章　狩野派庭園画の成立と展開
コラム　江戸狩野派の庭園画様式の成立　狩野安信「太田備牧駒籠別荘八景十境画巻」について　野田麻実
第2章　<庭園画>のひろがり　東西画壇における庭園画様式の展開
関西画壇における庭園画の成立と展開
コラム　池大雅周辺における王維イメージの展開　池大雅・野呂介石による輞川図の絵画化について　野田麻実
関東画壇における庭園画の展開
第3章　東西の真景図・実景図　庭園画とのかかわりを中心に
コラム　谷文晁「公余探勝図巻」が庭園画制作に与えた影響について　実景描写の比較から　野田麻実
第4章　<庭園画>ゆくえ
コラム　狩野養信の「地取」による庭園画について
江戸狩野派における庭園画様式の刷新　野田麻実
各論　池大雅「蘭亭曲水図」試論　明清の扉画面とのかかわりを中心に　野田麻実
作品解説
落款・印章
作品目録

サイズ：25.5×19cm　ソフトカバー　191ページ