[編集] 東京国立博物館, NHK, NHKプロモーション, 朝日新聞社
[出版社] NHK
[発行年] 2021年
[状態] B　表紙少スレ
[コメント] 擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた、国宝「鳥獣戯画」甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を紹介した展覧会の図録
目次
一歩踏み込んで見る 鳥獣戯画のすべて　土屋貴裕
第1章　国宝鳥獣戯画のすべて
鳥獣戯画の神像　平安絵巻としての丙巻人物戯画　土屋貴裕
乙巻の馬はどこから来たのか　東アジアの馬比べ　古川攝一
第2章　鳥獣戯画の断簡と模本　失われた場面の復原
酒井抱一が見た鳥獣戯画　MIHO MUSEUM 断簡と抱一筆　鳥獣戯画写　古川攝一
鳥獣戯画甲巻の「すべて」　断簡・模本によるかつての姿の復原　土屋貴裕
第3章　明恵上人と高山寺
明恵の釈迦信仰　皿井舞
明恵の書の魅力　恵美千鶴子
嶋殿へ　明恵上人と紀州苅藻島、鷹島　土屋貴裕
高山寺に伝わる「龍子（たつのこ）」　魚類学者の感想　篠原現人
和歌山浄教寺と明恵上人ゆかりの文化財　皿井舞
I　鳥獣戯画の「すべて」に迫る
鳥獣戯画八〇〇年の生命誌　土屋貴裕
鳥獣戯画関連年表
鳥獣戯画研究のこれまでとこれから
鳥獣戯画 平成の修理成果をめぐって　朝賀浩
欧米がみた鳥獣戯画　鬼頭智美
何が、どのように描かれているのか　図様と表現の特質
絵巻としての鳥獣戯画 : 場面展開の妙味　井並林太郎
白描画としての鳥獣戯画 : 線描の妙技　古川攝一
鳥獣戯画乙巻にみる宋画的要素　猪熊兼樹
誰が描いたのか　絵師をめぐる議論
鳥獣戯画作者・絵仏師説の可能性に関して : 鳥羽僧正覚猷説と寺院の社会性の観点から　大原嘉豊
「伴大納言絵巻」との近さが意味することとは　五月女晴恵
何のために描かれたのか　主題と制作背景を探る
正倉院宝物と鳥獣戯画　増記隆介
鳥獣戯画の主題を明らかにすることは可能か　動物主題のフレームを用いた場合　三戸信恵
犬のいない甲巻　ふたたび問う、鳥獣戯画がマンガを生んだのか？　松嶋雅人
II　明恵上人と高山寺をめぐる美術
高山寺の歴史と明恵上人坐像　皿井舞
明恵上人関連年表
天竺までの距離　明恵と大唐天竺里程書　大槻信
高山寺経蔵と白描図像　鳥獣戯画の移入をめぐって　古川攝一
華厳宗祖師絵伝と明恵上人をめぐる人びと　土屋貴裕
主要参考文献一覧
出品目録

サイズ：30×22.6cm　ソフトカバー　472ページ