[監修] 木下亮
[編集] 長崎県立美術館，キュレーターズ
[出版社] 神戸新聞社
[発行年] 2019年
[状態] B
[コメント] バルセロナという都市の近代化が進んだ19世紀後半のイルダフォンス・サルダーによる都市計画から、バルセロナ万国博覧会開催（1888年）、スペイン内戦（1936-39年）に至るまでの約80年間に注目し、現在のバルセロナの景観をかたちづくった建築家アントニ・ガウディ、リュイス・ドゥメナク・イ・ムンタネー、ジュゼップ・プッチ・イ・カダファルクをはじめ、サンティアゴ・ルシニョル、ラモン・カザス、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリらによる絵画、彫刻、家具、宝飾品、建築図面など、約150点で、当時のカタルーニャに花開き、咲き誇った芸術の精華を紹介した展覧会の図録
目次
20世紀初頭にかけてのバルセロナにおける社会的および文化的状況の変革について　フランセスク・フォンボナ
貞奴と「四匹の猫」の画家たち　日本の舞姫が訪れたバルセロナ　木下亮
四匹の猫:エキセントリックな芸術の砦　フランセスク・キレス・コレーリャ
プロローグ
第1章　都市の拡張とバルセロナ万博
第2章　コスモポリスの光と影
コラム　インディアーノ　都市近代化の立役者　稲葉友汰
第3章　パリへの憧憬とムダルニズマ
第4章　「四匹の猫」
コラム　近代ギター音楽とカタルーニャ　高瀬晴之
コラム　イジドラ・ヌネイのまなざし　谷口依子
第5章　ノウサンティズマ　地中海へのまなざし
コラム　スポーツとカタルーニャ・アイデンティティ　稲葉友汰
第6章　前衛美術の勃興、そして内戦へ
コラム　アルティガスとミロ　不動美里
コラム　1937年パリ万国博覧会　スペイン共和国パビリオン　野中明
ピカソの絵画形成におけるバルセロナとカタルーニャ美術　アドゥアル・パジェス
芸術産業の砦としての美術館　マリアンジェルス・フォンデビラ
カタルーニャにおける日本美術　芸術のインスピレーションを得るための新しいモデル　リカル・ブル
カタルーニャへの前衛芸術導入の過程　松田健児
関連年表
主要参考文献
出品リスト
作家一覧

サイズ：27.2×20.7cm　ハードカバー　392ページ