[編集] 志賀秀孝,大澤真理子
[出版社] 府中市美術館
[発行年] 2019年
[状態] B　表紙少スレ
[コメント] 来日した西欧の画家や日本人画家の作品によって「美しき明治」のひたむきで凛とした輝きを紹介した展覧会の図録
目次
時代背景　洋画の冬を耐えた「一本の線」
序　美しき微笑みを求めて
確かな微笑み/幻の微笑み
日本の暮らしの美を伝えた画家　−笠木治郎吉　山梨絵美子
技法からみる明治の水彩画　笠木治郎吉の「油彩画的水彩表現」　鈴木輝實
第1章　江戸の風吹く明治と英国の影響
和洋折衷の美
チャールズ・ワーグマンの来日
コラム:チャールズ・ワーグマンとその弟子たち　角田拓朗
コラム:写真における社会的地位の変遷　清水由布紀
第2章　工部美術学校と洋画の受難
洋画排斥下・冬の時代　洋画排斥下の発芽　不同舎の結成/ただ一本の線で/洋画家たちの団結
明治美術と英語圏
コラム:日本美術を愛したチャールズ・ホーム　菅靖子
来日した美術家たち
コラム:パーソンズと日本の花々　金子孝吉
資料1　「ノーツ・イン・ジャパン」挿図抜粋
花の画家からの贈り物
ラム:エレン・ウィルモット「バラ属」におけるアルフレッド・パーソンズの挿画について　　　大澤真理子
資料2　「アルフレッド・パーソンズ著『ノーツ・イン・ジャパン<日本スケッチ紀行>』より、「ハスの季節」」　　　北村淳
明るいパーソンズ派と軽快なイースト派
技法からみる明治の水彩画「単純化と緻密さの表現について」大下藤次郎《蓮池》など/「ツヤだしについて」　　　鈴木輝實
技法からみる明治の水彩画「筆致(筆タッチ)について」/「単純化について」　鈴木輝實
新派と旧派
技法からみる明治の水彩画《朝霧》にみるボカシ技法　鈴木輝實
技法からみる明治の水彩画「一色画について」吉田博《朝霧》など　鈴木輝實
第3章　こどもと人々の暮らし
コラム:モーティマ・メンペスのまなざし　後藤礼圭
第4章　美しき明治への旅立ち
東海道を東へ(神戸、大阪、伊勢)
富士
コラム:洋画家たちの富士　泰井良
コラム:温泉と箱根の茶店　志賀秀孝
東京、武蔵野
コラム:「風を引く」紙　明治期水彩画技法書と紙事情　大澤真理子
ふたつの日光
コラム:「日光を描いた外国人画家たち」　迫内祐司
コラム:「明治の〈土産絵〉」　迫内祐司
作家略歴
年表
作品リスト

サイズ：25.2×18.4cm　ソフトカバー　266ページ