両義の表現 李禹煥

[著者] 李禹煥
[出版社] みすず書房
[発行年] 2021年
[状態] B 帯付 ジャケット付
[コメント] 「もの派」運動の支柱として芸術を解体構築し、新たな地平を拓いた1970年代から、東洋的、オリエンタリズムというレッテルを峻拒して、独自の作品を生み出してきた半世紀におよぶ道のりの中で、絵筆とともにつねにペンを握り、書きつづけてきた李禹煥の文章をまとめた書籍。
目次
I
春先の雑木林の空
破片の窓
雑念礼賛
私の小さな机
赤ん坊の笑顔、死者の笑顔
待つことについて
表現としての沈黙
純粋時空
無意識について
抑圧されているもの
物理学への愚問
新型コロナウイルスのメッセージ
籠りの彼方
偉人の道
祖父の思い出
II
私の制作の立場
開かれる次元 Open Dimension 法千何立立千一画――石濤
一九七〇年代に出発して
自己限定と身体の練磨による制作
余白現象の絵画
白いキャンバス
開かれる絵画
彫刻の開かれ 出会いのメタフォア
無限の門 ヴェルサイユ・プロジェクト
家、部屋、空間 Chez Le Corburierとの対話
内なる構造を越えて
III
デッサンを巡って
見ることの驚異
見ることの成立
不用意の発見
芸術家のトポス
没頭の者たち
芸術家の二重性
絵画制作の二つの立場
人工知能と美術家
指揮者のこと
対象と物という言葉
AI雑感
東洋的という言葉
AIとレンブラント、そして肖像画
文明と文化
AI型の批評家
エセ批評
イデオロギー幻想
IV
もの派
外部性の受容の表現
単色画について
未知との対話 若い芸術家に
現代美術 この黙示的なるもの
現代美術の写真を見ながら 表現と作者の正体性
地域性を越えて
ラスコーの洞窟
ストーンヘンジ
エジプト便りから
京都の庭園
朝鮮の白磁について
V
〈モナ・リザ〉頌
レンブラントの自画像
雪舟異聞 〈秋冬山水図〉の冬の図と〈慧可断臂図〉をめぐって
謙斎の絵画
カシミール・マレーヴィッチ 万華鏡のようなカタルシス
見ることについて メルロ=ポンティを讃えて
デュシャンとボイスの間で
カラヤンの指揮
リチャード・セラ
アートの驚異 カプーアについて
関根伸夫を偲んで 〈位相―大地〉または関根伸夫の出現
安齊重男 七〇年代または外部性の視座
あとがき
サイズ:21.5×15.7cm ハードカバー 352ページ
ISBN:9784622090144
[出版社] みすず書房
[発行年] 2021年
[状態] B 帯付 ジャケット付
[コメント] 「もの派」運動の支柱として芸術を解体構築し、新たな地平を拓いた1970年代から、東洋的、オリエンタリズムというレッテルを峻拒して、独自の作品を生み出してきた半世紀におよぶ道のりの中で、絵筆とともにつねにペンを握り、書きつづけてきた李禹煥の文章をまとめた書籍。
目次
I
春先の雑木林の空
破片の窓
雑念礼賛
私の小さな机
赤ん坊の笑顔、死者の笑顔
待つことについて
表現としての沈黙
純粋時空
無意識について
抑圧されているもの
物理学への愚問
新型コロナウイルスのメッセージ
籠りの彼方
偉人の道
祖父の思い出
II
私の制作の立場
開かれる次元 Open Dimension 法千何立立千一画――石濤
一九七〇年代に出発して
自己限定と身体の練磨による制作
余白現象の絵画
白いキャンバス
開かれる絵画
彫刻の開かれ 出会いのメタフォア
無限の門 ヴェルサイユ・プロジェクト
家、部屋、空間 Chez Le Corburierとの対話
内なる構造を越えて
III
デッサンを巡って
見ることの驚異
見ることの成立
不用意の発見
芸術家のトポス
没頭の者たち
芸術家の二重性
絵画制作の二つの立場
人工知能と美術家
指揮者のこと
対象と物という言葉
AI雑感
東洋的という言葉
AIとレンブラント、そして肖像画
文明と文化
AI型の批評家
エセ批評
イデオロギー幻想
IV
もの派
外部性の受容の表現
単色画について
未知との対話 若い芸術家に
現代美術 この黙示的なるもの
現代美術の写真を見ながら 表現と作者の正体性
地域性を越えて
ラスコーの洞窟
ストーンヘンジ
エジプト便りから
京都の庭園
朝鮮の白磁について
V
〈モナ・リザ〉頌
レンブラントの自画像
雪舟異聞 〈秋冬山水図〉の冬の図と〈慧可断臂図〉をめぐって
謙斎の絵画
カシミール・マレーヴィッチ 万華鏡のようなカタルシス
見ることについて メルロ=ポンティを讃えて
デュシャンとボイスの間で
カラヤンの指揮
リチャード・セラ
アートの驚異 カプーアについて
関根伸夫を偲んで 〈位相―大地〉または関根伸夫の出現
安齊重男 七〇年代または外部性の視座
あとがき
サイズ:21.5×15.7cm ハードカバー 352ページ
ISBN:9784622090144
[状態説明]
- 美本
- 古本としては標準的な状態
- 多少の経年劣化(ヤケ・シミ等)はあるが、発行年を考えると許容できる範囲
- 状態は良くないが、通読には支障のないもの