工芸の領分 工芸には生活感情が封印されている 樋田豊次郎

[著者] 樋田豊次郎
[出版社] 美学出版
[発行年] 2006年
[状態] B 帯付・背ヤケ ジャケット付・少スレ
[コメント] 近代工芸を題材にして、伏流水としての「古い」芸術が明治以降にたどった運命を調べ、それが近代・現代の美術に与えた影響を考える書籍。
目次
序 封印された生活感情としての「工芸」
I 伝統=死せるものの生命
1 「伝統」の二つの面 座標軸と保存庫
2 図案の時代 美術振興の重心が工芸から絵画へと移行する過程
3 古裂の系譜 龍村平蔵の古代染織復元
4 外来美術の「浄化」 香取秀眞にとっての鋳金作品とは
5 創作模様 ―富本憲吉、内藤四郎、増田三男の古典解釈
6 「伝統工芸」の二重構造 様式美と伝承技術
II 機能=工芸自立の根拠
1 工芸の自立 西洋をモデルとして
2 江戸情緒と都会生活 高村豊周の工芸革新
3 郷土意識とモダニズム 一九二〇年代金沢の工芸
4 佐々木象堂とバウハウス 工芸家の機能主義デザイン体験
III 素材=馴致できない力
1 理念から素材へ 一九七五〜九五年の工芸
2 木を愛する心 一九八〇年代の西洋デザイン
3 ふたたび「人間と物質」、あるいは、工芸は死なない
4 モダニストの憂い 伊藤慶二の陶オブジェ
IV 匿名性=集合的な無意識
1 伝統工芸って何時代に作られたのですか?
2 器物の構造 ―器の形を指向する美術作品
3 ものづくりと制作のあいだ 社会性への再帰
4 モダニズムに肩すかしをくわせて 一九九〇年代日本のジュエリー
V 技芸本位
1 井高家の陶芸遍歴
2 須賀家の蝋型フォルム造形術
挿図出典一覧/初出一覧/あとがきにかえて/新装版のあとがき/
作品(作者別)索引/人名・事項索引
英文要旨
サイズ:19.5×13.8cm ハードカバー 440ページ
ISBN: 9784902078053
[出版社] 美学出版
[発行年] 2006年
[状態] B 帯付・背ヤケ ジャケット付・少スレ
[コメント] 近代工芸を題材にして、伏流水としての「古い」芸術が明治以降にたどった運命を調べ、それが近代・現代の美術に与えた影響を考える書籍。
目次
序 封印された生活感情としての「工芸」
I 伝統=死せるものの生命
1 「伝統」の二つの面 座標軸と保存庫
2 図案の時代 美術振興の重心が工芸から絵画へと移行する過程
3 古裂の系譜 龍村平蔵の古代染織復元
4 外来美術の「浄化」 香取秀眞にとっての鋳金作品とは
5 創作模様 ―富本憲吉、内藤四郎、増田三男の古典解釈
6 「伝統工芸」の二重構造 様式美と伝承技術
II 機能=工芸自立の根拠
1 工芸の自立 西洋をモデルとして
2 江戸情緒と都会生活 高村豊周の工芸革新
3 郷土意識とモダニズム 一九二〇年代金沢の工芸
4 佐々木象堂とバウハウス 工芸家の機能主義デザイン体験
III 素材=馴致できない力
1 理念から素材へ 一九七五〜九五年の工芸
2 木を愛する心 一九八〇年代の西洋デザイン
3 ふたたび「人間と物質」、あるいは、工芸は死なない
4 モダニストの憂い 伊藤慶二の陶オブジェ
IV 匿名性=集合的な無意識
1 伝統工芸って何時代に作られたのですか?
2 器物の構造 ―器の形を指向する美術作品
3 ものづくりと制作のあいだ 社会性への再帰
4 モダニズムに肩すかしをくわせて 一九九〇年代日本のジュエリー
V 技芸本位
1 井高家の陶芸遍歴
2 須賀家の蝋型フォルム造形術
挿図出典一覧/初出一覧/あとがきにかえて/新装版のあとがき/
作品(作者別)索引/人名・事項索引
英文要旨
サイズ:19.5×13.8cm ハードカバー 440ページ
ISBN: 9784902078053
[状態説明]
- 美本
- 古本としては標準的な状態
- 多少の経年劣化(ヤケ・シミ等)はあるが、発行年を考えると許容できる範囲
- 状態は良くないが、通読には支障のないもの