[著者] チャールズ・シミック，柴田元幸 訳
[出版社] 文藝春秋
[発行年] 2003年
[状態] B　帯付・少ヤケ　ジャケット付・少スレ
[コメント] ピューリッツァー賞を受賞したセルビア系アメリカ人の詩人チャールズ・シミックによる、ジョゼフ･コーネルの作品の自由な翻訳。
目次
序
コーネル小伝
I　メディチ・スロットマシーン
異国の旅人
ミス・デルフィーン
場末の男
一九四七年一月二十四日にコーネルがやったこと
浪漫な彷徨
無題（ル・ピアノ）一九四八年頃
見者たちの方法
偶然が必然に出会うところ
未知の国
クレオ・ド・メロード
アルカディアに裸で
我々は畏怖の念によって理解する
用意はいいかい、メアリー・ベイカー・エディ?
無題(窓のファサード) 一九五三―五六年頃
天使の如き我らが先祖
神聖なる万華鏡
万人の脳内のコニー・アイランド
ジプシーのところへ行った
夜の四十二丁目の古い絵葉書
メディチ・スロットマシーン
判読不能な力
II　小さな箱
老人から聞いた話
異国風のペットと、プリマドンナたち
蠅が一匹入ったマッチ箱
ベビー服を着た犬
似たもの同士
ピラミッドのある郵便切手
小さな箱
ミニチュアの詩学
「孤独よ、わが母よ、もう一度聞かせてください、わが人生を」O・V・ド・レ・ミロシュ
ボードビル・デラックス
無題（囲いに収まった白い玉たち）一九五○年代中頃
魂のチェスボード
詩の真実
無題(ベベ・マリー) 一九四○年代前半
秘密の玩具
幸福の魔術的研究
彼らの歯のあいだにくわえられた葉巻
薄れゆく記憶よ!
ジュリオ・カミッロの記憶劇場
無題(ピンクの宮殿) 一九四六——四八年頃
月は妖術師の助手
無題(石鹸の泡セット) 一九三六年
これらは教会の時計を修繕する詩人たちである
III　空想のホテル
マルベリー・ストリートでモーツァルトが見たもの
子供のころ知っていたまなざし
ユートピア料理
トーテミズム
コーネルの白夜
空想のホテル
はるか遠くの地からの絵葉書
何世紀分もの六月
夢遊病者の旅行案内
リュ・パラディ (楽園通り)
Be動詞の非人称主語
街角の神学
世界の果てのホテル
行方不明の全体の一部
エミリー・ディキンソン
見捨てられた止まり木、一九四九年
訳者あとがき

サイズ：19.3×13.4cm　ハードカバー　160ページ
ISBN：4163224203