[監修] 芳賀徹
[編集] 岡崎市美術博物館
[出版社] 岡崎市美術博物館
[発行年] 2011年
[状態] B
[コメント] 日本の桃源画の系譜を中心に、これを合理的、功利的、管理主義的理想都市であるユートピアと対比し、さらに近代日本の田園平和への郷愁を盛った絵画作品を加えて、老子思想を底にもつ桃源郷の夢の新しい意味を探る展覧会の図録
目次
桃花源記
桃花源序説　芳賀徹
図版
陶淵明
描かれた桃源郷
西洋ユートピア思想の系譜
近代日本のユートピア

近代における桃源郷的世界
現代の桃源郷

私たちはそれがあることを知っている　辻原登
十五歳の桃源郷　多田智満子
中国・朝鮮の桃源図　査士標「桃源図巻」・安堅「夢遊桃源図巻」を中心として　小川裕允
桃源郷と中国絵画　宮崎法子
朝鮮王朝の桃源図　安堅筆〈夢遊桃源図〉について　宣承慧
江戸期文人画家の桃源世界　河野元昭
江戸文人の桃源郷　高橋博巳
江戸期の桃源詩　揖斐高
アルカディア考　牧人生活をめぐる文学と絵画　小針由紀隆
理想郷としての瀬戸内―小野竹喬を中心に　上園四郎
桃源郷とユートピアの交錯―田園に見出された桃源郷のトポス　千葉真智子

解説付き作品目録
作家解説
桃源郷絵画一覧

サイズ：29.7×21cm　ソフトカバー　269ページ